天然パーマです。

ペンギン・ハイウェイを観た

アニメ映画の『ペンギン・ハイウェイ』を観た。 Amazonプライムビデオで。以前からポスター画像をみてて気になってた。 森見登美彦の小説が原作なんだけど、それは読んでいない。

これ、すごく好きな映画!!

近所にたくさんのペンギンが出没する謎の現象から物語が始まるんだけど、 この謎いのはさらに謎くなっていく。 とはいえ、主人公は研究熱心の少年と歯科医院のおっぱいの大きいお姉さんなので、謎くても設定はわりと現実。 だから、ファンタジーともちょっと違う感じなのかな。 この謎に対して「なんでペンギンなの?」「ペンギンはどこから来たの?」 「なんでお姉さんはペンギンを出せるの?」 と理由を気にしたら負けになる。 そして、その謎さがわりと心地よくなる。 この作品のすごいところは、最後を謎いままで終わらせずに 「少年はお姉さんが好き」という全く謎くない真理で結ぶんだこと。 途中でバタンと終わるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしたが、よくぞ。

映画好きの親父に紹介したら早速観たらしく、 感想を聞いたら「お姉さんのおっぱいが大きいことは分かったけど、ワケが分からない」的なことを言っていた。 年寄りにはキツいのか。俺はまだ若い。

この映画、空き缶がペンギンになったり、大量のペンギンに乗って空を飛んだりと空想上の出来事を描写していて (後半はもっと抽象的になる)、 原作を読んでない身としては、 「これ小説でどう表現してたんだ?」と思った。 映像じゃなきゃキツくないか。 ところがどっこい、 kuboonとsugaynは小説を先に読んでたらしく、映画化と聞いた時に、 「この小説を映画でどう表現するんだ?」と思ったらしい。 面白い。

ということで、小説も読んでみたい。

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) amazon.co.jp